自然災害とオフィス

雨
オフィスが物理的に野外に面する以上は自然災害は考慮しなければなりません。

 

大きな地震は生涯ないかもしれませんが、強風ていどなら年に数回はありますし、大雨は数年に一度はあるかもしません。

 

低い確率ですが、対策がまったくされていないと金銭的な被害を大きく受ける可能性があります。

 

もしもの事を考えてオフィスを一度見直す必要があります。

 

雨の頻度は年間を通して高いためにあらゆる物に対して対策が取られていることが多いです。

 

それでも想定外の事がありますので、雨でどういった事が起こり得るのかを考えてみましょう。

 

 

床でスリップ

塩ビや石系の床は雨で濡れると滑ることがあります。

 

床の材質を変更するか、雨でも滑りにくい靴にするかなどの対策があります。

 

玄関マットで丁寧に水分をとるか靴を脱ぐタイプのオフィスにするといった方法もあります。

 

 

窓からの水漏れ

窓の老朽化等で雨が漏れ出すことがあります。

 

窓にある緩衝材の劣化、窓の歪みといった原因も考えられます。

 

専門知識がないとなかなか根本的な対策がとることができませんので、弊社にご相談ください。

 

 

 

玄関先の泥

雨はかならずしも綺麗ではありません。

 

泥水のところを歩いてくれば靴に泥がつきます。

 

そういった泥はなかなかオフィスの施設では落としにくいです。

 

玄関マット等で泥を可能な限りおとして、マットは後で掃除するといった方法ぐらいでしょうか。

 

 

 

 

湿ったカーペットの処理

雨で濡れた玄関のカーペット等を放置しておくとカビやにおいがすることがあります。

 

少し湿っている程度ならば放置していいても乾くので忘れがちです。

 

定期的に変更してくれるサービスを受けている場合は良いのですが、そうでない場合は対策をしましょう。

台風

台風は事前に来ることがわかるために、対策を立てられます。

 

どのような災害が起こり得るかを予測できれば、さらに対策が立てやすくなります。

 

瞬間最大風速以上の風速も地域や場所によっては起こり得ることも覚えておきましょう。

 

 

物が飛ぶ

風の強さそのものが危ないということはあまりありません。

 

風によって物が飛ばされることで危険になります。

 

物が飛んでくる可能性を考えて対策をたてます。

 

 

 

看板等の倒壊

看板等は大きいわりに軽く作成されているのが通常です。

 

そのた風そのものに飛ばされたり破損したりします。

 

収納できるタイプの看板ならばしまっておきましょう。

 

 

 

強風によるガラスの破損

ガラス面は強風や飛んできたものがぶつかることで破損することがあります。

 

少しでも強化するならばテープをはったりすことで強化できます。

 

ただ、実際の効果と後始末を考えるとやや釣り合わないと感じるのではないでしょうか。

 

 

 

傘の無効化

台風ならば外で傘を差すのはやめた方が良いです。

 

傘がこわれるだけです。

 

どうしても外にでる場合は、レインコートかそれに近いなにかを着ていく必要があります。

 

 

 

車等の破損

台風時は細かいものが飛んできます。

 

車にあたると少なからず傷がつきます。

 

なにが飛んでくるかは予測が難しいですが、考えれるだけの対策をおこなっておきましょう。

 

 

 

二次的災害

台風によって倒木し停電というのはよく聞くと思います。

 

増水によって通られない道がでてきたりもします。

 

通常通りの物資が行き渡らないために、生活に影響がでることも考えられます。

 

 

オフィスでは停電には特に注意する必要があるでしょう。

 

停電でPCにあるデータがすべて消えてしまったというのはよく聞く話です。

 

データのバックアップは台風の前には必須でしょう。

大雨

台風と同じく大雨は事前にわかる事が多いです。

 

ただ、生活や仕事に影響がでるほどの大雨になると思わないのが普通です。

 

雨自体でなにかなるということは滅多にありませんが、二次的災害はあります。

 

万が一の事を考え、切り捨てるものと対策できるものを分けて考えてみるとよいのではないでしょうか。

 

 

 

浸水

浸水レベルの大雨だとできることは少ないです。

 

土嚢を積んで浸水を抑えることはできますが、時間的余裕と避難場所が確保されている時に限ります。

 

できることといえば、浸水の確立が高くなったきた時に電化製品の移動ぐらいです。

 

 

欲をいえば水に浸かってダメになるものはすべて高いところにやりたいとは思います。

 

ですが、オフィスでの重いものは個人レベルで運び出すのは大変です。

 

浸水しない確立の方が高いわけですから、大雨の度にとなると引っ越した方が良いぐらいです。

 

せいぜい手に持てるものを避難させるぐらいにしておきましょう。

 

 

二次的災害

比較的起こりやすい災害でオフィスの大敵は停電です。

 

停電にそなえばマニュアルを整備しておくと良いかもしれません。

雪は地域差が各段にあります。

 

数年に一度のレベルで予想以上の積雪になっています。

 

オフィスに問題がでるというより、オフィスに行くまでの通勤に問題がでるという感じです。

 

 

雪はあるていど固まると滑りやすくなります。

 

人もすべりますし、車も雪でスリップすることがあります。

 

 

除雪車が通らない場所の積雪

自社の駐車場や通路など公道以外のところは自分たちで除雪する必要があります。

 

すくなくともスコップを用意しておく必要があります。

 

雪がつもってから用意しようと思ってもなかなか手に入りにくいものです。

 

 

 

歩道に雪がつもる

雪が降ると起こる問題として、歩道に雪がつもってしまい通れなくなることがあります。

 

そうすると、人は車道を歩くことになります。

 

この時車も滑りやすくなるため、人も車も特に注意が必要となります。

地震

地震は予想がつかない災害です。

 

大災害までいくのは生涯をとおしてもあるかないかわかりません。

 

ですが、前例があるため可能な限り対策をした方がよいでしょう。

 

大地震ともなれば、生命にかかわるまでの災害です。

 

 

建物の倒壊

古い建物だと現在の耐震基準に達していない場合があります。

 

可能ならば、耐震の改善を行うことをお勧めします。

 

 

 

建物の歪み

比較的大き目の揺れがあると、倒壊まではいかなくても建物に歪みがでることがあります。

 

たった1ミリのずれでもドアがきしんだりします。

 

床がすこしでも傾いてしまうと体調がおかしくなることもあります。

 

どこに歪みが生じたかを早めに把握することが大事です。

 

 

二次的災害

1週間程度は同程度の大きな揺れが起きる可能性があるようです。

 

同程度の揺れがあると仮定をしての対応を行いましょう。

黄砂

災害といえるほどではありませんが、職種によっては非常に迷惑な災害かもしれません。

 

近年は黄砂の予測も放映するようになり、災害に備えることができます。

 

 

野外にある設備が汚くなる

黄砂と同時に雨がふると、乾いた後に黄砂が目立ちます。

停電

二次的災害に多い現象です。

 

停電自体は自然災害ではありませんが、自然災害とならんで起こることがあります。

 

災害中に起こることが多いため復旧のめどがつきにくい場合もあります。

 

 

ライフライン

生活に必須であるインフラ設備の正常化を持続する必要があります。

 

二次的災害において、インフラ設備を持続的に維持できない場合は一時的にでも補完します。

 

補完できない場合は人が移動する必要もでてきます。

 

 

インフラ設備の回復までは持ちこたええるだけの資材をオフィス内でもっていれば安心です。

 

 

 

電化製品

停電によって電化製品は使えなくなります。

 

生活上でダメージを受けるのが冷蔵庫です。

 

停電の場合、調理もできずに腐っていくだけなので注意が必要です。

 

 

オフィスの場合はHDDのバックアップデータ等が電化製品にあたります。

 

物理的にどのメディアにバックアップが入っているのか、動かすことは可能なのかを把握しておきましょう。

 

重要データが少量ならば定期的にUSBにバックアップデータをコピーしておくのも良いでしょう。

 

 

連絡手段

停電等はテレビで放映されるので、電話が集中し特定地域への連絡がつかなくなるケースがあります。

 

連絡がつかない時間が持続すると携帯電話の充電がなくなっていきます。

 

地震は予測がつきませんが、テレビで予測できる災害もあります。

 

最低限自分の使用している携帯は充電しておきましょう。

 

可能なら予備の充電器も充電しておきましょう。

 

 

 

業務への支障

停電となると大抵の業務はできなくなるかと思います。

 

どの程度できなくなるのか、停電復旧後どれくらいで開始できるのかを事前に把握しておきましょう。

断水

二次的災害の中でも断水すると生命にかかわってきます。

 

災害中に起こることが多いため、常日頃から対策をとっておきたいものです。

 

 

飲料水不足

生命にかかわる事態です。

 

いち早くライフラインの復旧を確保するべく連絡をしましょう。

 

小売店での飲料水の購入がまっさきに浮かびますが、同様の状況の人が多いとなくなる事もあります。

 

公共施設に災害時の飲料水等が置いてあることがあります。

 

災害が起きてからではネットに繋がりにくいかもしれません。

 

飲料水の確保は事前に調べておくか、常備しておきましょう。

 

 

 

トイレの水不足

トイレの水は飲料水である必要はありませんが、大抵の場合はトイレでも飲料水を使っています。

 

つまり、飲料水がなければトイレの水はありませんし、逆も同様です。

 

対策として、家庭の風呂ならば水を貯めておくという方法はあります。

 

風呂は200リットルぐらいはります。入浴していなければ飲料水としても大丈夫でしょう。

 

トイレは節水タイプでも4リットル程度、タンクだと6リットルから8リットルも使います。

 

簡易トイレを常備するかも一度考えておくと良いです。

 

 

 

料理の水

断水時は水道が使えないため、通常の調理にはならない事が多いです。

 

水を節約できるインスタントやレトルト食品があります。

 

断水+停電にそなえたインスタント食品もあります。

 

通常の食品より割高ではありますが、多少常備しておいても損はないと思います。

 

大量には必要ありませんし、賞味期限が近づけば食べてまた購入すれば良いのです。



トップへ戻る