効率の良いオフィスに近づくためのちょっとした技とは?
ここでいう効率の良いオフィスはOAフロアに限ったことではありません。
ですが、レイアウトを少し変えるのはOAフロアの方が配線を気にしなくて良いので自由度が高いです。
設計から必要な本格的なレイアウトではありません。
すでに机等が配置されているレイアウトから、ちょっとした変化で使いやすく効率の良いオフィスになることもあります。
そんなオフィスのコツを教えます。
基本の島型レイアウトを考える
オフィスの中では机をくっつけるタイプの島型レイアウトが多いです。
まずは、これを考えてみましょう。
現在のレイアウトがだいたい島型になってるなら、まずは完全な島型レイアウトにしてみます。
それでもいくつかパターンはありますが、基本は全部机をくっつけます。
矢印は動線(人が通ると思われる経路)となる通路です。
なぜくっつけるかというと、効率がよくなるからです。
オフィスの形や面積等の制約がある場合以外は、定番の形で効率の良さも実証済です。
中途半端に離れていたり、1つだけ飛び出している場合はくっつけましょう。
そこから何が必要かを今後また考えていくことになります。
一度に全部やってしまうと、何が効率的だったのかわからなくなります。
少しづつ気がつたこところを改良していくスタイルをとってみましょう。
目線が合わない配置にする
机で何かしらの作業中に前の人と視線があうとそれだけ集中力が途切れます。
リアクションをするかどうか、またはどのようなリアクションがベストなどどうでも良いことを考えてしまうからです。
意識するしないにかかわらず、視界に入ってしまうと脳が勝手に判断してしまうのです。
簡単にディスプレイの位置を調整して前の人と目線が合わないようにしてみましょう。
他も含めて3パターンが比較的簡単に行えるレイアウトです。
・ディスプレイで目隠しをする。
・メインの椅子の位置を変える。
・パーティションを用意する。
アクションを起こしやすい方法で大丈夫です。
今回はディスプレイで見えなくする方法を選びましたが、これはもっとも簡単に調整しやすいからです。
効果が認められた場合は、パーティションを購入するなどの方法をとっても良いでしょう。
注意点としては、そのオフィスの人にいる人全員がレイアウトの変更を意識していることです。
自分だけで勝手にディスプレイで目隠ししたりすると、相手は何をしているか不審におもってしまいます。
壁にむかうはいち
島型レイアウトが配置的にむりな場合に考えてみても良いレイアウトです。
パーティションやパソコンのディスプレイ等もいらず、机のみで実現できるレイアウトです。
一見壁に向かうのは奇妙な気もしますが、全部の机を壁にくっつけてしまうと案外としっくりします。
壁に向かう配置は、視界に邪魔が入らないため高い集中力を発揮することができます。
高い集中力が必要な仕事の場合に良いレイアウトです。
通路に椅子は置かない
通路として決めたレイアウトの時は、通路には極力椅子がかからないようにしましょう。
通路がいつでもストレスなく通れるのは非常に大きい利点です。
机の角度を変えてでも確保したいところです。
通路を優先し、机を90度動かしてみましょう。
他にも机の位置を全体的に変える方法もあります。
1例をあげると、下記のような感じです。
自分の机を90度変えるだけで、通路が確保できます。
オフィスによっては机の角度を変えたことにより、狭くなるところもあるでしょう。
その場合は、完全になくしてしまうことも考えておきましょう。
大きな通路を確保するのは、オフィスの効率化には必要な事が多いです。
もし効果がでなくても簡単に戻すことも可能です。
マグネット式の壁とマグネット式パーティション
仕事内容にもよりますが、紙を貼り付けておける場所がほしくなる事はないでしょうか。
例えば毎日やるべきことのチェック表や重要度の高い仕事との手順などです。
共有したい情報も貼り付けておくと便利そうです。
それぞれが引き出しにしまっておいてもよいのですが、忘れることがないように目の前にあった方がよさそうです。
そんなときに、壁に磁石でポンと貼れたら楽です。
単なる壁を磁石が貼りつくようにしてもよいですし、磁石がくっつくパーティションを購入してもよいでしょう。
ポストイットをディスプレイに貼っているような感覚でしょうか。
磁石で貼る方が便利で効率もありスマートです。
サイドテーブルの配置
スペースがあるならぜひおすすめしたいのがサイドテーブルを置くレイアウトです。
役割としては、主に一時的な作業スペースとして活躍します。
注意するのは、物が起きやすいので単なる荷物置き場になってしまうかもしれないということです。
それを逆手にとって、サイドテーブルに物を載せるようになったら自分の机の整理も見直す機会とすることでもできます。
またサイドテーブルは書類のやり取りにも便利です。
通常渡したい資料があったり、決済がほしい書類があった場合は相手の机の上に置いたりします。
これは、書類が埋もれてしまう可能性があります。
そこで、サイドテーブルを活用することで書類のありかをアピールできるわけです。
このとこがオフィス内での人の流れをスムーズにすることができる要素でもあります。
資料や書類を渡すということは、相手の仕事を一時中断させることです。
これをサイドテーブルを活用することで、中断させることなく渡すことができるのです。
ぜひやってもらいたいレイアウトのひとつです。
たちながらできる雑談スペース
多々高めのカウンターテーブルがあれば良いです。
オフィスのレイアウトとしても、ちょっとした空間ができ心に余裕ができるレイアウトです。
雑談をするかは置いておいて、実際は報告連絡相談に使用します。
2~3人の少人数の話し合いに向いています。
座って会議するほどじゃないけど、資料は真剣に見てもらいたい時に有効です。
例えば、相手が机にすわったままの報告だと相手は真剣に聞いていません。
仕事を中断しても、机にいるかぎり中断した仕事の方がきになるものです。
そこで場所を移動して、資料をみせることにより、気持ちが切り替わり資料をみえてくれるようになります。
まとめ
効率の良いオフィスの近づくちょっとしたレイアウトはどうだったでしょうか。
レイアウトをし直す場合は、配線も考えなければなりません。
電源が切れることもありますので、PC等の電源はきってから行いましょう。
主に言いたいことは集約して2点です。
・視界に刺激があるものを映らないようにする。
(例:人の視線等)
・適度なストレスを発散できる環境を構築する。
(例:窓の外をみることできる等)
ちょとしたことで仕事の効率は変化します。
集中力がきれないレイアウトを目指しましょう。