オフィスで必要なコロナ対策とは?
オフィスでの具体的なコロナ対策を掲載しています。
個人でできるコロナ対策から、会社の環境の変更やみんなで意識的に守るべき事柄があります。
すべての対策を即座にできないかもしれませんが、少しづつでも対策を進めていきましょう。
それでは対策をご紹介していきます。
コロナ対策意識の変更
一人でできることには限界があります。
ソーシャルディスタンスを取り、マスクをつけ、手洗いを行う。
これは言われ続けている対策のひとつです。
たしかに、これらが完璧にできていればコロナにかかる確率はかなり減らすことができるでしょう。
ですが、個人で常に完璧であることは難しといえるでしょう。
廊下でソーシャルディスタンスが取れない距離ですれ違うこともありますし、換気をわすれるこもあります。
これらのリスクを軽減するために、他の方法でも安全マージンを広くとっていく必要があるのではないでしょうか。
自分がコロナに感染していると仮定して行動する。かつ、まわりの人が感染していた場合も想定して行動ことが重要です。
もう一つ意識してほしいことは、”コロナに加害者はない”ということです。
コロナの感染源の人は加害者ではありません。
職場内で人を被害者と加害者という分け方をすると人間関係に問題が生じる可能性があります。
職場環境をコロナから守る仲間という意識を持っておくとよいでしょう。
コロナにかかってしまうことは違法ではありませんが、コロナにかかった人を誹謗中傷すると違法になることもあります。
机間をパネルで区切る
机と机の間にパネルを設置します。個人でもできないことはありませんが、パネルは会社の設備にあたります。
会社や部署の責任者はパネルを設置しましょう。
物理的に飛沫感染を遮断できる可能性が上がります。
パーティションを設置する
パネルと似ている対策です。パネルよりもやや大掛かりな設備となります。
部屋を区切るタイプもあれば、部屋の中に置くだけの自立タイプのパーティション等があります。
飛沫感染の予防はもちろん、不用意な密接を避けることができます。
レイアウトの変更
オフィス内のレイアウトの変更による対策です。
オフィス内のデスクをソーシャルディスタンスを意識して再レイアウトします。
リスクがゼロになるようなレイアウトは困難です。あくまで、リスクを軽減するという意識をもってレイアウトを行いましょう。
来客用スペースの分断化
オフィス内での対策だけでなく、外からくるお客に関しての対策もするべきでしょう。
来客用のスペースはパーティションで分断化し、お客と社員の間にはパネルかシートを設置します。
可能なかぎり少人数で行い、帰った後は消毒を行いましょう。
換気
1時間おきに5分程度の換気と言われています。
オフィスと外との温度差が大きいときはしたくない場合もありますが、可能なかぎり行いましょう。
3密の密室状態を解消する方法で非常に有効です。
除菌グッズ
アルコール除菌のグッズが多くあります。
手を除菌するタイプのジェルやスプレー、机等をふくための布タイプのグッズ等を用意しましょう。
共有スペース等で、ただ置いておくだけでは使用したりしなかったりとムラができます。
いつだれがどのような状況で使用するのかマニュアル化しておくと効果的です。
抗菌テーブル
テーブルを除菌するのは当然ですが、安全マージンを多くとるなら抗菌テーブルも有効です。
特に不特定多数の人が使う場合は、除菌が間に合わないこともあります。
そこで抗菌テーブルを活用することで、リスクを抑えることができます。
抗菌テーブルは除菌しなくてよいという意味ではありませんのでご注意ください。
消毒液スタンド等の設置
病院では一般的でしたが、コロナが流行してからは会社でも似たような設備を設置するところが多くなってきました。
一時的なものとして、消毒液を机の上に置いて手を除菌してもらうスタイルが見られました。
今後、一時的ではなく恒久的な設置が必要となってくるかもしれません。
消毒液スタンドがあると、しっかりとしたコロナ対策をしている会社というイメージもつくことでしょう。
コロナ対策をすることで会社の信頼も得られるという、メリットが大きい方法です。
テレワーク化
テレワークもさまざまな形態があります。
一番簡単なテレワークの形態は自宅でのテレワークでしょう。
コロナ対策としては優秀ではありますが、仕事がこれで完結できないケースも多いです。
機密性の高い情報を個人のパソコンに入れてしまっていいのかどうか。
紙の契約書を個人のプリンターで印刷したものを出していいのかどうか等の問題があります。
そこで、自宅以外ではテレワーク用のオフィスという方法があります。
会社単位ではないので、リスク分散という形になります。
もちろん、コロナ対策をおこなったオフィスである必要があります。
連絡方法の変更
直接会話する回数が減れば減るほどリスクは下がります。
同じ部屋であっても電話やメールを使用する工夫をしましょう。
多人数の会話ソフトで音声だけをONにしておく方法や、常にチャットを表示させておく方法もあります。
コロナにかかった場合の補償の管理
多少の熱があっても出社する人は多くいます。
なぜ出社するかというと、休んだ場合の補償がないからです。
有給があればよいですが、ない場合は単なる欠勤となります。
仕事に対する責任はもちろんありますが、現状は熱があれば出社しないことが社会的な責任として認識しておく必要があるでしょう。
社員は熱があったら欠勤し、その場合会社は有給扱いにする。
といった補償を会社側がまず作る必要があります。
これをあらかじめ、社員に周知徹底させることでリスクはグンと減る事でしょう。
熱があるひと、またはコロナ感染者と接触があった人の出勤をゼロにする努力が会社も社員も必要です。
中途半端に様子を見るといった判断が手遅れになる可能性があります。
マスクの用意
マスクは購入しようと思えば購入はできるようになりましたが、また波があるかもしれません。
高値になれば買い控えする人もいます。
マスクは会社で一日1枚程度配布すると良いかもしれません。
個人のマスクだと毎日変えろといっても、もったいないと思うかもしれません。
会社支給なら、出社した時に現在のマスクを破棄して新しいマスクを与えれば毎日新しいマスクになります。
共有物の撤去、または管理
会社であれば共有物は多くあります。
その中で今回問題があるのは、みんなで触れる共有物です。
さすがに人がさわる毎に除菌していたのでは仕事に多大な影響があります。
ですが、まったく除菌しないのは不安でもあります。
一日数回よく触れる場所を除菌しましょう。
この場合、だれかがではなく人を指定する必要があります。
可能ならチェックシートをつかってローテションで行うとよいでしょう。
物によっては除菌より撤去が必要かもしれません。
不特定多数の人が使っていた休憩スペースの椅子などがその対象です。
まとめ
コロナ対策はいろいろありますが、まずは個人でできることからしていきましょう。
自分が感染しない事で、周りの人も感染のリスクが減ります。
手を口にもっていかないことはよく言われますが、これを守るだけでもなかなか大変です。
無意識、または間接的に手を口にやってしまうこともあります。
例を一つ上げるなら、ペットボトルのキャップです。
ペットボトルのキャップを外すと時にキャップのみを回して外せば良いのですが、通常はキャップ以外にも触ってしまっています。
そのままペットボトルに口をつけて飲むだけで感染リスクがあります。
水を飲む前に手を洗うか、ペットボトルを注意して開ける必要があるでしょう。
意識して可能な対策をしていきましょう。