ご自身でご自分の部屋をOAフロア化はできるのかどうか。

ご自身でご自分の部屋をOAフロア化はできるのかどうか。

 

OAフロア化の手順をおって説明していきたいと思います。

 

 

個人の部屋をDIYする

 

オフィスではなく、個人の部屋という条件の元で説明していきます。

 

条件は以下の通りにします。

 

場所:一軒家の個人の部屋

 

部屋:6畳の洋間フローリング

 

 

 

 

工具の準備

下記の工具が必要です。またはそれに代わるものを用意しましょう。

  • メジャー

    ミリ単位まで正確にはかる必要と、部屋の大きさを測る必要があります。

  •  

  • ドリル

    OAフロアを固定するネジのために、床に穴をあけます。

  •  

  • 丸ノコ

    資材の切断に使います。数十枚の樹脂製のOAフロアと役物のアルミパイプを切断します。
    電動が望ましいです。

  •  

  • ドライバー

    ネジを締めるために必要です。

  •  

  • カッターナイフ

    パネルカーペットの切断に必要です。

  •  

 

 

 

レイアウトの作成

個人の部屋

細かいレイアウトは必要ありません。

 

机や家具の配置する場所を決めておきます。

 

コンセントやネットワークのジャックの位置を正確に把握しておく必要があります。

 

個人の部屋なので多少の修正は後からでも可能です。

 

 

 

部屋の家具の搬出

個人の部屋

OAフロアを引くには、部屋の中に家具があると邪魔になります。

 

可能な限りすべて部屋の外に出しましょう。

 

 

 

なにかしらの理由で部屋の外に搬出できない場合は、OAフロア化の難易度は上がります。

 

また時間もかかりますのでご注意ください。

 

 

 

部屋の掃除と床材の確認

個人の部屋

衝撃を吸収するマットを敷くために、掃除が必要です。

 

また、床はフローリングのような素材である必要があります。

 

畳は柔らかすぎますし、畳の下の板張りだとフラットでない事が多くOAフロアに向きません。

 

 

 

入口付近のOAフロアを固定するために、床材はネジがはいる素材である必要があります。

 

 

 

巾木をはがす

個人の部屋

部屋の下部にある巾木をどうするか決めておきます。

 

巾木をOAフロア後にさらに使う場合は、この時点ではがしておくとよいでしょう。

 

 

 

巾木をはがすと、原状回復もちょっとだけ面倒になります。

 

原状回復の予定がないなら、巾木をそのままにして置いても良いでしょう。

 

 

 

クッションシートを敷く

個人の部屋

部屋の長さにそろえたクッションシートを敷きます。

 

このマットにより、OAフロアのがたつき等が抑えられます。

 

床面に、ボンド等をぬってマットがずれないようにします。

 

両面テープでもかまいません。

 

 

 

役物等のスロープの位置決定

個人の部屋

入口はスロープにするのか、ドアを開けれるだけの空間を作るだけなのかを事前に決めておきましょう。

 

スロープの付属品を置いて大体の位置を決めます。

 

次のOAフロアの位置次第でややスロープの位置を変更するかもしれません。

 

 

 

OAフロアの設置

個人の部屋

マットの上にOAフロアを置いていきます。

 

どこから置くかですが、歪みが最も少ないと思うところから置きましょう。

 

よくわからない場合は、入口付近の壁2面から始めてください。

 

 

 

平面図的に凸凹がある部屋だと、隙間が多くなりますが可能な限りOAフロアを敷きます。

 

 

 

スロープの調整

個人の部屋

スロープの位置が決定したら、スロープの部分だけシートを切り取ります。

 

スロープにマットは不要です。

 

 

 

隙間の計測とOAフロアの切断

個人の部屋

OAフロアを敷き詰めたあとの隙間にOAフロアを入れていきます。

 

そのために、隙間のサイズを測ってOAフロアを切断していく必要があります。

 

一列すべて同じ幅に見えることもありますが、最初と最後で数ミリの違いがある事があります。

 

 

 

樹脂製なのでのこぎりで切る事ができます。

 

切りくずがでますので、他の場所で作業をするかゴミをなんとかできる工夫をしましょう。

 

 

 

スロープの固定

スロープの金具を床に設置します。

 

ずれがないか、平行かを確認しましょう。

 

また、床に穴をあけることになりますので、床全般の持ち主や家主に許可を受けてください。

 

 

 

配線の埋め込み

個人の部屋

大まかな配線をこの時点で埋め込んで置くとあとが少しだけ楽です。

 

 

OAフロアに糊をぬる

タイルカーペットのずれを防止するために、OAフロア全般に糊を塗ります。

 

糊の特性にもよりますが、塗ってから半日放置しないと性能が発揮されない場合もあります。

 

説明書を読みましょう。

 

 

 

タイルカーペットの配置

タイルカーペットを配置していきます。

 

隙間が空くところは後まわしでおけるだけ置いていきます。

 

 

 

タイルカーペットの計測と切断

隙間が空いたところを計測して、タイルカーペットをその大きさに切断します。

 

切断したタイルカーペットを設置していきます。

 

 

 

スロープ部分等のタイルカーペットの処理

個人の部屋
タイルカーペットと元からある床の境界線です。

 

金具とネジで固定します。

 

 

 

巾木の貼り付け

個人の部屋
OAフロアは床から数センチ上がりますので、その位置に巾木が必要です。

 

 

配線の細かい埋め込み

個人の部屋
電源Tタップや必要な配線をタイルカーペットの上にだしていきます。

 

OAフロアとタイルカーペットの大きさが必ずしも一致してない事が多いです。

 

 

 

必要に応じてタイルカーペットに切り込みを入れましょう。

 

少しでも配線を踏みつけるリスクを少なくすることが重要です。

 

 

 

 

清掃と後処理

作業過程で出た廃材やカーペット等を破棄します。
個人なら、産業廃棄物ではなく家庭ごみや粗大ごみとなります。
それぞれの自治体にあった破棄をしましょう。

 

 

搬入

OAフロア化した部屋に家具を入れていきます。
配線の位置が正しいかを確認します。
搬入して配線をつなげます。
電源が通っているかどうかの確認も必要です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。案外と手順が多く感じたのではないでしょうか。

 

つまり、結論としては”OAフロア化はなんとか出来るけど、やってもらった方がお得”ということです。

 

記載はしてまんせんが、注意点等はそれぞれの項目にいろいろとあります。

 

ひとつだけ例をあげるなら、OAフロアを敷く場合OAフロアをきっちりと詰めすぎないことです。

 

OAフロアの施工の時期にもよりますが、モノは膨張や縮小が起こります。

 

冬は縮み、夏は膨張するのです。寒い時期にギチギチに敷き詰めると夏に、床がせりあがったりします。

 

このように、思いもよらない注意点があったります。

 

 

 

ご自身せ施工される場合は、費用対効果を考えた方が良いでしょう。

 

私自身の考えとしては、プロに任せた方が断然お得と思います。

 



トップへ戻る